心を動かす文章を書きたいけど、書き方がわからなくて、結局テンプレートに頼ってしまい、相手の心を動かすことがいつまで経ってもできない。
そんな悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。
この記事を見れば、普段何気なくしている会話を文章化するだけで、相手の心を揺さぶる文章を書くことができるようになるので、最後まで読んで実践してみてください。
それでは、会話を文章化する方法を解説していきます。
文章より会話の方が内容を覚えやすい
何で会話を文章化すると心を動かす文章になるの?
そんな疑問を持った人も多いのではないかと思います。
実は、人間は文章より会話の方が内容を覚えやすいという特徴があります。
自分や相手の表情、動作と言った視覚的な情報が得られるからというのも理由の一つとしてありますが、それだと文章には応用できなさそうですよね。
みなさん普段の会話を想像して欲しいのですが、やり取りの中に「Q&A」が入っていることが多いのではないでしょうか?
それこそ会話が文章より内容が伝わりやすい理由なのです。
自分が相手に質問を投げかけたとき、多くの人が「この質問をしたら、こんな答えが返ってくるかも…」とシュミレーションをしながら話していると思います。
これは答える側も同じです。
このようにシュミレーションしながら話すことによって、相手の答えや反応が強く記憶に残るのです。
つまり、読み手の疑問や反応を取り込んで書くことによって、言葉が強く印象に残り、心を動かすことができるのです。
会話を文章化する方法
会話を文章化するためには、読む人が自分が書いた文章を見て、どのような疑問を持ったりどんな反応を示すのか、想像する力が必要です。
「それって、難しくない。」そう思う人もいるかもしれませんが、大丈夫です、安心してください。
先ほども説明しましたが、すでに普段の会話の中でその能力は自然と磨かれています。
ここからは、会話を文章化する具体的な手順を説明します。
一人二役で書き出す
ここでは、一人二役で実際の会話を想像して書き出してみます。
今回の例では、先生と生徒の太郎君が勉強について会話しているところを想像して書き出してみます。
先生「こんにちは、太郎くん。最近、勉強はどう?」
太郎「こんにちは、先生。うーん、ちょっとつまらないです。」
先生「そうかい?でもね、勉強することは大切だよ。」
太郎「どうしてですか?」
先生「勉強すると、新しいことを学べるからね。たとえば、数学を学ぶと、問題を解決する力がつくんだ。」
太郎「問題を解決する力?」
先生「そう、例えば、難しい数学の問題を解くことで、複雑なことを考える力がつくんだ。これは将来、いろいろな場面で役立つよ。」
文章を一つにまとめる
先ほど、一人二役で書いた文章を一つにまとめてみましょう。
つまらないと思うかもしれないけど、勉強することは大切です。
どうして勉強が大切なのか疑問に思うかもしれませんが、生きていく上で役に立つことを新しく学べるんです。
例えば、数学を学ぶと、問題を解決する力が身に付きます。
それが身について何になるのと思うかもしれませんが、社会に出れば多くの問題が出てくるので、数学を勉強して、複雑なことを考える力を身につけておけば、いろいろな場面で役に立つのです。
どうですか、少し文章を変えないといけないところはあるかもしれませんが、すごく簡単に文章が書けたのではないでしょうか?
しかも、相手が疑問に思うであろうことを文章に書いておくことによって、相手が自分のために書かれた文章だと認識し、強く印象に残るようになります。
会話を想像することが難しい方は、Youtubeだったり、ドラマなどで誰かが会話している場面を文字に起こして、文章を一つにまとめてみるのもいいかもしれません。
まとめ
この記事では、会話を文章化する方法について解説しました。
どうですか?
思った以上にシンプルで簡単だなと感じたのではないでしょうか。
このテクニックは、普段の日常の会話からトレーニングできるので、文章力を向上させたい方はやることを強くオススメします。
文章が苦手な人も、まずは会話を文字に起こすことからやってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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